WEBページのSEO対策で『パンくずリスト』の設置は必須で、重要や役割をします。
ユーザーや検索エンジンに対して、WEBページを見やすくしたり、利便性を高めたりする効果があります。
ただ、複雑過ぎると逆に悪影響になるかもしれません。
今回は『パンくずリスト』のSEO効果や種類、設置する際の注意点をご紹介します。
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目次
パンくずリストの役割とSEO効果
WEBページを見ているときに、1度みたページを再度見たくなるときはありませんか?
ドンドン、ページを進めると読み返したいページが分からなくなります。
そのときに便利なのが『パンくずリスト』で、設定するだけで、WEBページの見やすさが格段に向上します。
パンくずリストの役割
下記のような表記をWEBページの上部や下部で見たことないでしょうか?
ホーム>パソコン>ノートパソコン
パンくずリストとは、WEBページを閲覧している際に「カテゴリー」や「ページ数」を分かりやすく表記したものです。
そのため、パンくずリストがあればWEBページのどの部分を閲覧しているかが視覚的に把握でき、迷う心配がありません。
たとえば、WEBページの閲覧に集中しすぎた場合でも、パンくずリストを見れば現状が分かり、戻りたい場所まですぐに戻れます。
ユーザーが見たいWEBページへ行くためには、パンくずリストは必須設定になります。
パンくずリストのSEO効果
パンくずリストはユーザーだけでなく、GoogleやYahoo!などの検索エンジンがWEBページを認識する際にも役に立ちます。
検索エンジンが効率的にWEBページをクロールするのを助ける役割もあるため、SEO効果が期待できます。
また、パンくずリストはメタディスクリプションと一緒に表示させて、ユーザーが内容を把握しやすくなり、クリック率の向上も期待できるかもしれません。
パンくずリスト以外にSEO効果を高める施策はたくさんあります。
他のSEO対策については【必読】SEO対策をして検索順位を上げる方法9選【順位検索ツールもあわせて紹介】の記事にて解説していますので、ぜひご覧ください。
パンくずリストの設置場所
パンくずリストの設置場所はSEOには関係ありません。
そのため、WEBページの上部と下部のどちらに設置いただいても大丈夫です。
モバイル向けのページでも、パンくずリストは場所をとらないため、設置位置は上部で問題ありません。
設置場所はWEBページ全体のバランスを考慮して決めてください。
パンくずリストの種類とSEOへの影響
パンくずリストには3種類あり、それぞれ特徴がありますが、どの種類でもSEOへの影響は変わりません。
①位置型
②属性型
③パス型
順番に解説します。
①位置型
1つ目は位置型パンくずリストと呼ばれ、最も一般的なパンくずリストです。
ユーザーの現在地を示し、異なる経路で同じWEBページにたどり着いてもパンくずリストの表示は変わりません。
たとえば、検索からWEBページにきた場合と内部リンクからWEBページにたどりついた場合では、どちらの表示も同じになります。
位置型パンくずリストは、見ているWEBページから上位階層に戻りやすい特徴があります。
そのため、WEBページの分類や階層が深い構造のWEBサイトへの実装に向いていますよ。
②属性型
2つ目は属性型パンくずリストと呼ばれ、検索フィルタの代用もできECサイトに利用される傾向にあります。
タグやカテゴリ分類をもとに表示されるため、同じ商品やカテゴリを見たいときに検索しやすい特徴があります。
たとえば、商品数が多いECサイトやコンテンツ数がたくさんあるオウンドメディアに活用すると良いかもしれません。
③パス型
3つ目はパス型パンくずリストと呼ばれ、ユーザーがたどった履歴を表示するパンくずリストです。
WEBページにアクセスして、TOP画面から該当ページまでの経路が異なる場合は表示も異なります。
ただ、ブラウザの履歴と同様の機能のため、最近は使われません。
SEO効果を高めるパンくずリストで意識すべきこと4選
では、実際にパンくずリストを作成する際に意識すべきことを紹介します。
なんとなく設定してもSEO効果やユーザーの利便性は期待できません。
SEO効果を高めるために、パンくずリストを作成する際は以下の点に気を付けて作成してください。
①階層構造を分かりやすくする
②SEOキーワードを含める
③スマホの閲覧も意識する
④設置後に効果を確認する
順番に解説します。
意識すべきこと①:階層構造を分かりやすくする
1つ目の注意点はWEBページの階層構造を分かりやすくすることです。
パンくずリストはユーザーと検索エンジンに分かりやすく伝えるためにあります。
迷路のようなWEBページでは、パンくずリストの表示が複雑になり利便性は向上しません。
また、ある程度コンテンツ記事を書いてからWEBページの構造を見直せますが、最初から作り直した方が手間や時間を考えると効率的な場合もあります。
そのため、最初の段階で階層構造やカテゴリー分けをして、階層を浅くするとユーザーや検索エンジンにとっても使いやすいWEBページになります。
SEOに有利な階層構造については【成功への近道】SEOに強いウェブサイト構造の設計手順3STEPとポイント5つを解説にて解説していますので、ぜひ見てみてくださいね。
意識すべきこと②:キーワードをパンくずリストに含める
2つ目の注意点はSEOで上位表示させたいキーワードをパンくずリストに含めることです。
キーワードを入れることはSEO対策においても有効になりますが、不自然に入れるのはやめてください。
ユーザーや検索エンジンが違和感ないように、パンくずリストにキーワードを設定してください。
意識すべきこと③:スマホの閲覧も意識する
3つ目の注意点はスマホの閲覧も意識することです。
近年、スマホで検索するユーザーも増えていたり、Googleもモバイルファーストインデックスを重視したりしているため、無視できません。
そのため、スマホ画面で見る際にパンくずリストを表示させることは、SEO対策にも効果的となります。
ただ、スマホ画面で検索するときに、パンくずリストが長すぎて邪魔になるケースもあります。
その場合は途中の階層を省略表示したり、横スクロールできるようにしたり工夫をして、画面表示幅を少なくするようにしてください。
意識すべきこと④:設置後に効果を確認する
4つ目の注意点は、パンくずリストを設置した後に効果を確認することです。
設置後はGoogle Search Consoleを使用して、WEBページがどのように認識されているか確認してください。
エラーが増えていたり、パフォーマンスが悪くなっていたら正しく認識されていない可能性があります。
パンくずリストの設置前後でデータを分析すれば、原因もすぐに分かり、効果的なパンくずリストを設定できます。
SEOにおけるパンくずリストのメリット
パンくずリストを設定するメリットを理解できれば、意図したWEBページを作成でき、SEO効果も期待できます。
今回はパンくずリストのメリットを2つ紹介します。
メリット①:ユーザビリティの向上
メリット②:SEO効果の向上
順番に解説します。
メリット①:ユーザビリティの向上
メリットの1つ目はWEBページに訪問した人のユーザビリティが向上します。
パンくずリストを設定すればWEBページにおける現在の位置を把握しやすくなるため、ユーザーが自分自身で必要な情報を見つけやすくなります。
WEBページにはどこを経由して訪れるか分かりません。
TOP画面やコンテンツ記事、キャンペーンページなどさまざまな箇所から訪れてきます。
そのときにパンくずリストがあれば、ユーザー自身が自分で判断して行動できるため、混乱しづらくなり、利便性が向上しやすくなります。
メリット②SEO効果の向上
メリットの2つ目は、SEO効果が期待できます。
パンくずリストがあれば検索エンジンのクローラーがWEBページの構造を理解しやすくなり、インデックスされる時間も早くなりますよ。
そのため、ユーザーとSEOの観点からもパンくずリストは設置した方が良いと言えます。
ただ、パンくずリストを複雑にし過ぎるとユーザーが混乱する可能性があります。
また、ランディングページやブログなど、ユーザーが簡単に目的のWEBページに到達できる場合は不要かもしれません。
その場合はサイトマップやタグ、カテゴリを活用して使いやすいWEBページにしてください。
ご自身のWEBページに合わせて、パンくずリストを設定するかの判断が必要です。
SEO対策としてパンくずリストを設定し、ユーザーの利便性を向上させよう
今回はパンくずリストに関して紹介しました。
WEBページを見やすくするために必要な設定ですが、使い方を間違えると逆に利便性が低下する可能性があります。
設定した後は効果を確認し、ユーザーにとって使い易いWEBページにしてください。
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